道北の旅 (6)I'll be back利尻島

 6日目。旅行最終日。

天気は相変わらず小雨。
景色が売りのスポットはハナから諦めていたので、しっかり朝寝坊。

それから、宿のおやじさんの勧めに従い、近くの町立博物館に行ってみることにしました。

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見かけは小粒な博物館、ですが…
中に入って驚く。展示がびっしり!
限られたスペースを余すことなく、漁業中心の歴史から生き物関係の話題、火山性地形から海岸漂着物の特集まで。

これは午前中、つぶせる!笑

 

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展示物を一つだけご紹介。
こんぶ漁、こんな風にやってるんだって。結構な肉体労働なんだなあ…。

一見残念観光スポットにも見えますが、仙法志エリアで手持ち無沙汰になった時はオススメです!

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あとは海岸近くをぶらぶらしたり。
軽石っぽいものが転がっている。

近場の食堂でお昼を済ませたら、いよいよ利尻島に別れを告げる時。利尻空港からANAでバイバイします。
ところがこれが一筋縄では行かない。朝から島内に流れていたのは条件付き運航のアナウンス。悪天候により、新千歳空港からの飛行機が利尻に降り立つのは危険と判断した場合、着陸せず引き返しとなり、自動的に利尻空港からの折り返し便も欠航となるおそれがある、との案内です。なんでも、利尻空港は計器着陸に対応しておらず、パイロットが目視で操縦しての着陸を行っているため、悪天候にすこぶる弱いんだとか…。

仮に飛行機が飛ばないとなると、稚内までフェリーで戻り、さらに列車かバスで札幌入りという手段かなく、今日中には東京に帰れなくなる…そんな事態も見えてきますが、とりあえずは利尻空港まで宿のおやじさんに送迎してもらえることに。

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とかいいつつ、利尻の名物アイスを食べてみたい!なんておやじさんに言ってみたら、快く寄り道してくれたので、悠長におやつタイム。
乾燥うにと昆布塩がかかっていて、カチカチの乾燥昆布で食す不思議なアイス。変わってるのは確かだけど、味は悪くないよ!笑

さて、利尻空港に到着。

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空はどんより。低く立ち込める雲。
果たして飛行機は降り立つのか…。
おやじさんにコーヒーをご馳走になりながら待ちます。てか、ただの客なのに良くしてもらいすぎている。

おや、遠くから風切り音が聞こえてくる…

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祝・着陸!!
パイロットの決断に感謝!
ロビーで待ってたお客さん一同、皆嬉しそう。

おやじさんにお礼を言って別れ、搭乗ゲートへ。
一人旅だったにも関わらず、温かい人たちとの出会いに恵まれ、ちっとも寂しいと感じなかった道北の旅でした。ここまで精神的に充実した一人旅はこれまでになかったな。

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離陸。
次第に霞んでいく利尻の地…
また来るぞ!



そして、雲を抜けた時…

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…!!
これは…!?

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まさか、最後にこんな景色が見れるなんて。
昨日の急な空模様の変化の種明かし。利尻山が雲を押し止めていたから、鴛泊港のあたりだけ晴れていたんだね…。
旅の締めくくりに、思いがけないプレゼントをもらいました。

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これがほんとに最後の一瞥になりました。

利尻空港からの航空便は新千歳まで。そこでバニラ・エアに乗り継ぎ、手荷物の重量超過料金をしっかり取られつつも、成田へ帰還。
それから数日間は、言いようのない北海道ロスに苛まれたのでした(笑

(終わり)

☆12月1日にUPしました。