道北の旅 (5-1)五里霧中のトレッキング

礼文島で迎える5日目の朝。外は相変わらずどんよりとしている。 宿のおやじさんに送迎してもらって、ふたたび香深フェリーターミナル。小雨が降る。まるで24時間前にタイムスリップしたみたいだな。 今日の午前中は島の南部をトレッキングする予定。景色には…

道北の旅 (4)さいはての礼文島

4日目。昨日をもって、ついに最北端である宗谷岬の制覇を果たすことができました。 …けれどもここ宗谷地方には、交通アクセスの不便さという意味ではさらなる「果て」ともいえる離島が存在します。利尻島、礼文島という宗谷地方の二つの島。この両島を訪れる…

道北の旅 (3-2)稚内と2つの岬

13時20分発、音威子府行の路線バスに乗車。目指すはもちろん、日本最北端の地である宗谷岬。 …待てよ、日本の最北端って、一応公式には択捉島なんじゃないか…?とここで、この地を訪れた者なら誰しも気づきそうな真理に、僕自身も行きついてしまう。というこ…

道北の旅 (3-1)列車は最北端を目指して

再び北を目指すことにします。名寄7時52分の稚内行に乗車。 旭川を起点とする宗谷本線は、全長259.4kmの路線。このうち名寄までの76kmは昨日走破済みですが、残る200km弱を、普通列車で4時間近くかけて北上していくことになります。 北海道の鉄道旅の楽しみ…

道北の旅 (2)鉄路を辿って名寄へ

札幌、朝5時台の起床。時間の限られた社会人の身、北海道入りする時は飛行機などという”チート”を使ってしまったけれど、ここからは陸路で少しずつ北へと歩みを進めていこうかと思います。 「18きっぷ」を急いで買って、札幌6時39分発、札沼線石狩当別行に乗…

道北の旅 (1)北海道の始まりは札幌から

わざわざ旅行記をネットに上げている程には旅行好きを標榜しているのに、忙しい社会人の身。気が付いたら1か月、また1か月と時間が過ぎていき、「最近どこ行ったの?」なんて聞かれても、「ええと」あれれ…。これではいけない、どかんと休みを取って、思いっ…

「プラットフォームとしての行政」?

プラットフォームとしての行政。どこかで聞いたことのある、そんな言葉がぽんと頭に浮かんできた。けれどもこの言葉でググっても、書いてあることはなんだかよく分からないから、とりあえず脇に置いておく。 おそらくウェーバーが言ってたのもこんなことだっ…

185系特急「踊り子」に乗って伊豆をかすめる旅

何度目だかわからない東京から名古屋への移動。まっすぐ動いても面白みがないから、今回もちょっと変化をつけてみる。 引退間近の国鉄型特急185系に乗ってみることにしました。東京駅9時ちょうど発。

八高線の旅――寄居の街並みと城跡、東武東上線も添えて

残数2の18きっぷを首尾よく手に入れた今回の年越し。一回分は帰省に使って、もう一回分は…よし、八高線にでも出かけようか。 八王子と高崎、この二つの都市を結ぶから「八高線」。といっても、両都市を直通する列車はなく、実際の運行系統は途中で分断されて…

秋薫る南信州の旅

9月28日から30日にかけて、南信州へ。主に大学の友人たちとレンタカー(EV)で気ままにふらふらしてたので、あんまり写真は撮ってませんが。 28日、中央自動車道の小黒川PAより。南アルプスとりんご畑。 中央道日野から乗った高速バスを、中央道昼神温泉で降…

東武鉄道で行く両毛の旅 (中)両毛平野の諸都市をめぐる

西小泉駅に戻ってきて、次なる街を目指します。 小泉線で館林方面に二駅戻った東小泉駅にて、すぐ対面に停車している赤城行の電車に乗り換え。待たずに乗り換えられるのは便利ですが、そもそも両路線とも日中は1時間に1本しかないので、むしろこれをやってく…

東武鉄道で行く両毛の旅 (上)かく面白き「日本のブラジル」大泉

9月22日から23日にかけて、大学の先輩が住む群馬県館林市周辺に遊びに行ってきました。行きは大宮から東武野田線で春日部、そこから伊勢崎線を北上というルートを取る。利根川を渡る。埼玉県から群馬県へ。初ぐんま! といっても、この辺りは群馬県の割と端…

瀬戸内海と醤油とオリーブと――小豆島の旅

暑さも落ち着いてきた今日のこの頃。旅行シーズンの到来だ!まあ、年中どこか行ってますが。 9月15日から16日にかけて、大学の同期と小豆島旅行に行ってきました。夜行バスで辿りついた神戸からはフェリーで3時間余り、関西からだとごくごく気軽に遊びに行け…

江戸から東京へ――両国橋界隈の風景

8月ももう終わるというのに、この暑さは何だ!まだまだ夏真っ盛りじゃないか! お出かけはしたいけど、屋外でうろうろしたらぶっ倒れそうなので、今日は大人しく冷房の効いた室内にでも引き籠っていたい。そこで今日は、珍しく23区内に足を踏み入れることに…

はじめての東京諸島――新島・式根島・利島の旅(下)

式根島で迎えた旅行3日目。今日は利島に渡ります。 もともとの行程では、利島で3泊目を迎える予定でした。ところがこの頃、南から台風13号が徐々に接近中。明日にでも直撃、というほど近づいていたわけではなかったので、他の島なら気にせず旅行を続けること…

はじめての東京諸島――新島・式根島・利島の旅(上)

62区市町村を擁する東京都。「東京」といえば何よりもまず都会の象徴ですが、実はその内2町7村は島嶼部(伊豆諸島・小笠原諸島)によって構成されています。「東京諸島」とも呼称されるこの島々、東京都下の自治体巡りをライフワークとしている旅行好きとし…

西武鉄道でめぐる北多摩の旅 (下)【国分寺市】武蔵野のいにしえを偲ぶ

西武遊園地駅から、西武多摩湖線で国分寺に向かいます。ここからは再び東京都内です。 地図を見てもらえば分かりますが、この辺りはとかく西武〇〇線が多い。これは現在の西武鉄道が、(旧)西武鉄道と武蔵野鉄道という2つの系列の鉄道会社が合併して誕生し…

西武鉄道でめぐる北多摩の旅 (中)【埼玉県所沢市】ここは愉快な堤帝国

堤帝国ってなんやねん、って方は教養不足を恥じつつググってください(厳しい) 西武池袋線清瀬駅から乗り込むのは、所沢方面の電車。基本的に今年4月からの旅行は、まずは東京都のことをよく知ろうということで、都内を出ずにいたのですが、今日はその禁忌…

西武鉄道でめぐる北多摩の旅 (上)【東村山市・清瀬市】のどかな風景と多磨全生園と

この週末は土日2日間で群馬に遊びに行く予定でした。ところが、突如現れた台風12号のおかげで、土曜日は生憎の悪天候。やむなく群馬行きはとりやめて、天気が回復した日曜日、毎度のごとく日帰り旅行に切り替え。 まだまだ都内の未踏破自治体を巡るぜ…!とい…

「弱い主体」の自由主義へ――大川正彦『思考のフロンティア――正義』から

7月8日付けの記事で取り上げたのは、「社会関係資本」――人と人のつながり、絆の強さ――の格差を巡る問題でした。リベラルな価値観が浸透した現代において、社会に馴染めない人たち、社会からの孤立・孤独を感じる人たちを社会に包摂することの困難について、…

社会関係資本をめぐる格差の問題

「現代社会や都市では人と人のつながりが希薄。もっとコミュニティや絆を大切にしていかなきゃ!」 ある種の社会問題が与えられたときに、お決まりのように登場するこの解決策。この解決策に出てくる「人と人のつながり」や「絆」をアカデミックに言い換えた…

多摩モノレール沿線めぐり ~日野市・多摩市編~

多摩モノレールの旅第二弾。 今日は立川より南側を攻める!立川南駅から多摩センター行きに乗りこみます。

多摩モノレール沿線めぐり ~東大和市編~(下)都民の水源をみる/戦争の爪痕

プラネタリウムオタクっぷりを発揮するのはこれぐらいにして、お次は博物館の2階に行けば、そこは郷土博物館の本筋、東大和市の歴史を学ぶことができます。その内容は(上)でチラホラお見せした通り。 ここで初めて知ったんですが、狭山丘陵の上にある多摩…

多摩モノレール沿線めぐり ~東大和市編~(上)狭山丘陵のきわとプラネタリウム

東京に住んでみたのはいいけど、立川よりさらに西に居を構えてしまったせいで、名古屋や神戸にいる時同様、あまり都心に親近感が湧かない不覚。でも、折角この場所に住んだのだから、今のうちに多摩地域のことをもっと知っておきたい、そうも思うようになっ…

武蔵国のはじまりの地・府中を歩く

3月末より東京都福生市に住み始めました。最初の週末は徒歩圏内にある多摩川の桜を楽しんで終えましたが、東京2回目の週末である今日はちょっと足を延ばしてみたい。 そうだ、免許の住所変更に行かなければ!都内で日曜日に手続きできるところといえば、3か…

山口の旅 ~錦帯橋と秋吉台と~

これが学生時代、最後の旅行でした。3月28日から29日にかけて、大学の後輩と山口へ。 まずは18きっぷを使い、山陽本線の列車を乗り継いでひたすら西を目指します。 広島県福山市で小休憩。ハイボールをお供に平らげる広島焼は最高!

伊豆箱根ドライブ紀行

3月17日から18日にかけて、大学の友人と伊豆・箱根方面へ旅行してきました。今回の交通手段は友人の車!新東名をかっ飛ばす!1日目は伊豆編です。 世界遺産の韮山反射炉に来ました。隣のガイダンスセンターで、ふむふむ、韮山反射炉とは日本最初の近代型工場…

マニラ旅行記 〔3-2/4〕旧市街地めぐり、そして帰国

この日午後の部は、マニラの旧市街であるイントラムロスを中心に市内観光と洒落込んできました。 これまでマカティなど、マニラの現代的な風景はカメラに収めてきたけど、東南アジアらしい活気溢れる市井の様子についてはまだスナップできていない。そこでこ…

マニラ旅行記 〔3-1〕スラムで考える

マニラ3日目。 この日の午前中は、とある現地のNGOが主催する、スラム街でのスタディー・ツアーに参加してきました。 ツアーはフィリピン人女性が案内役で、参加者はドイツ人の夫婦(カップル?)1組と、アメリカ人のバックパッカー、そして日本人の僕という…

マニラ旅行記 〔2-3〕新都心マカティ探訪

さて、16時にマニラの港に放り出されたわけですが、泊まらせてもらっている後輩氏は夜遅くまで家に戻らないという。 とりあえず、フェリーターミナルの近くにある巨大なショッピングモール「SMモール・オブ・アジア」を歩いてみたり。入り口で警備員が荷物検…