瀬戸内海と醤油とオリーブと――小豆島の旅

暑さも落ち着いてきた今日のこの頃。旅行シーズンの到来だ!まあ、年中どこか行ってますが。 9月15日から16日にかけて、大学の同期と小豆島旅行に行ってきました。夜行バスで辿りついた神戸からはフェリーで3時間余り、関西からだとごくごく気軽に遊びに行け…

江戸から東京へ――両国橋界隈の風景

8月ももう終わるというのに、この暑さは何だ!まだまだ夏真っ盛りじゃないか! お出かけはしたいけど、屋外でうろうろしたらぶっ倒れそうなので、今日は大人しく冷房の効いた室内にでも引き籠っていたい。そこで今日は、珍しく23区内に足を踏み入れることに…

はじめての東京諸島――新島・式根島・利島の旅(下)

式根島で迎えた旅行3日目。今日は利島に渡ります。 もともとの行程では、利島で3泊目を迎える予定でした。ところがこの頃、南から台風13号が徐々に接近中。明日にでも直撃、というほど近づいていたわけではなかったので、他の島なら気にせず旅行を続けること…

はじめての東京諸島――新島・式根島・利島の旅(上)

62区市町村を擁する東京都。「東京」といえば何よりもまず都会の象徴ですが、実はその内2町7村は島嶼部(伊豆諸島・小笠原諸島)によって構成されています。「東京諸島」とも呼称されるこの島々、東京都下の自治体巡りをライフワークとしている旅行好きとし…

西武鉄道でめぐる北多摩の旅 (下)【国分寺市】武蔵野のいにしえを偲ぶ

西武遊園地駅から、西武多摩湖線で国分寺に向かいます。ここからは再び東京都内です。 地図を見てもらえば分かりますが、この辺りはとかく西武〇〇線が多い。これは現在の西武鉄道が、(旧)西武鉄道と武蔵野鉄道という2つの系列の鉄道会社が合併して誕生し…

西武鉄道でめぐる北多摩の旅 (中)【埼玉県所沢市】ここは愉快な堤帝国

堤帝国ってなんやねん、って方は教養不足を恥じつつググってください(厳しい) 西武池袋線清瀬駅から乗り込むのは、所沢方面の電車。基本的に今年4月からの旅行は、まずは東京都のことをよく知ろうということで、都内を出ずにいたのですが、今日はその禁忌…

西武鉄道でめぐる北多摩の旅 (上)【東村山市・清瀬市】のどかな風景と多磨全生園と

この週末は土日2日間で群馬に遊びに行く予定でした。ところが、突如現れた台風12号のおかげで、土曜日は生憎の悪天候。やむなく群馬行きはとりやめて、天気が回復した日曜日、毎度のごとく日帰り旅行に切り替え。 まだまだ都内の未踏破自治体を巡るぜ…!とい…

「弱い主体」の自由主義へ――大川正彦『思考のフロンティア――正義』から

7月8日付けの記事で取り上げたのは、「社会関係資本」――人と人のつながり、絆の強さ――の格差を巡る問題でした。リベラルな価値観が浸透した現代において、社会に馴染めない人たち、社会からの孤立・孤独を感じる人たちを社会に包摂することの困難について、…

社会関係資本をめぐる格差の問題

「現代社会や都市では人と人のつながりが希薄。もっとコミュニティや絆を大切にしていかなきゃ!」 ある種の社会問題が与えられたときに、お決まりのように登場するこの解決策。この解決策に出てくる「人と人のつながり」や「絆」をアカデミックに言い換えた…

多摩モノレール沿線めぐり ~日野市・多摩市編~

多摩モノレールの旅第二弾。 今日は立川より南側を攻める!立川南駅から多摩センター行きに乗りこみます。

多摩モノレール沿線めぐり ~東大和市編~(下)都民の水源をみる/戦争の爪痕

プラネタリウムオタクっぷりを発揮するのはこれぐらいにして、お次は博物館の2階に行けば、そこは郷土博物館の本筋、東大和市の歴史を学ぶことができます。その内容は(上)でチラホラお見せした通り。 ここで初めて知ったんですが、狭山丘陵の上にある多摩…

多摩モノレール沿線めぐり ~東大和市編~(上)狭山丘陵のきわとプラネタリウム

東京に住んでみたのはいいけど、立川よりさらに西に居を構えてしまったせいで、名古屋や神戸にいる時同様、あまり都心に親近感が湧かない不覚。でも、折角この場所に住んだのだから、今のうちに多摩地域のことをもっと知っておきたい、そうも思うようになっ…

武蔵国のはじまりの地・府中を歩く

3月末より東京都福生市に住み始めました。最初の週末は徒歩圏内にある多摩川の桜を楽しんで終えましたが、東京2回目の週末である今日はちょっと足を延ばしてみたい。 そうだ、免許の住所変更に行かなければ!都内で日曜日に手続きできるところといえば、3か…

山口の旅 ~錦帯橋と秋吉台と~

これが学生時代、最後の旅行でした。3月28日から29日にかけて、大学の後輩と山口へ。 まずは18きっぷを使い、山陽本線の列車を乗り継いでひたすら西を目指します。 広島県福山市で小休憩。ハイボールをお供に平らげる広島焼は最高!

伊豆箱根ドライブ紀行

3月17日から18日にかけて、大学の友人と伊豆・箱根方面へ旅行してきました。今回の交通手段は友人の車!新東名をかっ飛ばす!1日目は伊豆編です。 世界遺産の韮山反射炉に来ました。隣のガイダンスセンターで、ふむふむ、韮山反射炉とは日本最初の近代型工場…

マニラ旅行記 〔3-2/4〕旧市街地めぐり、そして帰国

この日午後の部は、マニラの旧市街であるイントラムロスを中心に市内観光と洒落込んできました。 これまでマカティなど、マニラの現代的な風景はカメラに収めてきたけど、東南アジアらしい活気溢れる市井の様子についてはまだスナップできていない。そこでこ…

マニラ旅行記 〔3-1〕スラムで考える

マニラ3日目。 この日の午前中は、とある現地のNGOが主催する、スラム街でのスタディー・ツアーに参加してきました。 ツアーはフィリピン人女性が案内役で、参加者はドイツ人の夫婦(カップル?)1組と、アメリカ人のバックパッカー、そして日本人の僕という…

マニラ旅行記 〔2-3〕新都心マカティ探訪

さて、16時にマニラの港に放り出されたわけですが、泊まらせてもらっている後輩氏は夜遅くまで家に戻らないという。 とりあえず、フェリーターミナルの近くにある巨大なショッピングモール「SMモール・オブ・アジア」を歩いてみたり。入り口で警備員が荷物検…

マニラ旅行記 〔2-2〕日本人、戦跡コレヒドールに立つ(後編)

今度は島の北部にあるビーチへやってきました。 ここは1942年の日本侵攻時、当時アメリカ極東陸軍司令官だったマッカーサーが、もはや日本軍の手に落ちる寸前だったコレヒドール島から脱出した場所。その後マッカーサーはオーストラリアに行き、有名な"I sha…

マニラ旅行記 〔2-1〕日本人、戦跡コレヒドールに立つ(前編)

旅行記ですが、今回は至って真面目なお話。 「東南アジア」と聞いた時に、このことを自然と想起する日本人は今時もうあまりいないように思うのですが、70年余り前、東南アジア各地に多数の日本人がいた時期がありました。 そう、太平洋戦争の時期です。ASEAN…

マニラ旅行記 〔1〕フィリピンとの出会い

2年ぶり、人生で3度目の海外旅行!行き先は…フィリピン!後輩が首都マニラの大学に留学しているので、ひとっ飛びして遊びに行ってみることにしました。 東日本大震災から7年目を迎えた3月11日。朝に名古屋を出て、18きっぷで関空へ。国際線に乗るときは空港…

私的富岳百景

広重の富士は八十五度…ではないが、富士山を見に行くことにした。名古屋の八畳にこもって依存症の如くタイムラインを眺めていたら、そこには東国へ向かう後輩たちが東海道線の車内から切り取った綺麗な富士。折しも明日は快晴の予報、ちょうど鬱屈した気分が…

紀伊半島 山と海の旅 〔3〕旅の〆は串本海中公園

紀伊半島旅行3日目。潮岬の「青少年の家」で徹夜の天体観測を終え、12時に起床です。 太平洋を望む。いい天気です。 旅行の最終日なので今日中に関西に戻る必要がありますが、奮発して特急を使う予定なので、少しはゆっくりしていってもいいかな。

紀伊半島 山と海の旅 〔2-2〕サイコパス?なクジラの町・太地

突然ですが、「シー・シェパード」ってありましたよね。捕鯨に対して強硬すぎる反対活動を展開することで話題となった、アレです。伝統的な食文化か、それとも環境保護かとしばしば論争の種となる捕鯨ですが、そんな捕鯨をめぐる問題の渦中に置かれてきた街…

紀伊半島 山と海の旅 〔2-1〕朝もやの熊野本宮に参る

2月16日。今日は紀伊山地を離れ、太平洋岸に出ていきます。でもその前に、この辺りでもう一箇所訪れておくべき場所がある。7時過ぎのバスで、少し十津川方面に引き返す。

紀伊半島 山と海の旅 〔1-2〕十津川温泉と果無集落散策

十津川温泉までやって来ました。大和八木から4時間あまり乗ってきたバスとはここでお別れ。少し十津川村の空気を吸ってぶらぶらしてみたいと思います。

紀伊半島 山と海の旅 〔1-1〕日本一の路線バスで十津川街道をゆく

間もなく幕を閉じる4年間の神戸滞在。近畿地方の隅々まで足を延ばしてきたつもりだけど、それでも未踏の地というものはある…。 例えば、本州の中でも交通の便が悪い地域として知られる紀伊半島。潮岬こそサークルの合宿で訪れたことはありますが、そこは日本…

能勢電で妙見山に参る

2月11日、いよいよ関西を離れる日も近づいてきました。今日は能勢電鉄沿線を乗り歩きします。 能勢電鉄、通称"のせでん"が起点とするのは、阪急電鉄宝塚線の川西能勢口駅。阪急とはきわめて濃密な関係にあり、かつて阪急線で使用されていたマルーン色の電車…

自己統治―権力行使についての覚え書き

強くなりたい。そう願うとき、もしかしたら暗に目標にあるのは、近代のリベラル・デモクラシーが要求するような、「自律した人間」像かもしれない。すなわち、「自己統治」が機能した人間像である。 ところが、そのような強靭な主体を目指すことは、同時に他…

故郷への「道草」

故郷。その言葉は貴方にとってどんな感興を催すだろうか。 おそらくそれは「うさぎ追いし」と文部省唱歌に歌われるような、単なる郷愁や懐古というような、単純で一面的なものではないはずだ。 夏目漱石『道草』は、「遠い所」から故郷東京に帰ってきた健三…